研究室での学生の研究スタイル4つ

うちの研究室では、研究への取り組みは学生の自主性に任されます。

なので、各々自分に合った研究スタイルをとっていて、それぞれ個性があって興味深いです。

そこでふと、大まかにグループ分けするとどんな研究スタイルがあるんだろうと気になったのでまとめてみました。

目次

学生の研究スタイル(4つ)

行動重視スタイル

条件設定が多少荒くても、まあ後で測りなおせばいいやという考えのもと、とりあえず実験しまくる。

1つ1つの実験においても、効率を重視する。こまめな操作の確認は最低限にするので、実験ペースは早い。その分ミスをしてやり直すこともあるが。

実験結果が多ければ仮説などを考える材料になって良い。しかし、当然だが実験ばかりで考える時間が無いと本末転倒。

思考重視スタイル

良いデータが欲しいので、実験をする前に色々考える。

試薬の最適な濃度はいくつか?他にも考慮すべき点はあるか?そもそも実験の目的に合致した内容なのか?などなど・・・

論文から情報収集する時間も長く、なかなか実験を始められない。実験中もあれこれ考えながらするので時間がかかる。でも、考えた分、得られるデータは綺麗になる。

自分で色々考えるのはとても素晴らしいことだが、独りよがりになりがち。研究初心者である学生の我々が長い時間考えるより、パッと指導教員や先輩に聞く方が良い時もある。

バイトスタイル

研究以外のことを優先したいので、研究室ではとりあえず指導教員や先輩に言われたことをこなす。

あまり研究のことは分からないが、とりあえず労働として実験をして、報酬として学位を得る感覚。

研究以外にやりたいことがあるなら全然あり。でも、他に大してやりたいこともなかったら、労働感覚で実験するのはもったいない?研究もいざ向き合ってみると楽しいかも。

不登校スタイル

責任感の強い人や完璧主義の人が、自分の研究が上手く行かないことに苦しんだ末路。あるいは、配属された研究室がブラックでしんどい場合の選択肢。

辛いと思ったら休むのも大事。別に研究が全てでない。会社と違って良いのは、学生は研究室を休んでも収入が減る訳でもなく、生活にあまり支障をきたさない点。

一度辛いことから離れ、別のことに熱中しよう。

まとめ

まだ他にも研究スタイルのレパートリーはあると思いますが、とりあえずこんな感じですかね。

これから研究室に配属される方は、自分が研究することになった時、どのスタイルになりそうか想像してみるのも良いと思います。

自分がどのスタイルに近いのか知ることで、客観的に自分を見つめ、より楽しい研究ライフが送れるヒントになるかもしれません。

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