【必需品から便利グッズまで】生物系の実験で必要なグッズたち

研究室によって支給されるもの、各自で用意が求められるものは異なりますが、実験する上で各自で用意しておきたいグッズをまとめてみました。

目次

必須なもの

上靴

実験室で使う靴。実験では危険な試薬を扱うので、転倒防止、薬品から足を守るのに大事です。研究室によって条件は異なると思いますが、靴紐があるとほどけたり何かに引っ掛けたりすると危ないのでマジックテープやローファータイプが推奨されます。

安全性と同じくらい大事なのが快適性ですが、長い時間履くのである程度の通気性があると蒸れずに済みます。別の実験室に移動する際に靴の履き替えが発生することもありますので、着脱のしやすさは何気に重要な機能です。

以上を踏まえると、個人的にナースシューズが最強ではないかと思います(もちろん男女兼用です)。側面のメッシュにより通気性は確保されています。さらに、かかとを潰して履くことができるので、頻繁に着脱する場合はスリッパのような使い方ができます。


白衣

高校時代に購入していれば、それで十分です。持っていない人は、大学生協などで買えると思います。白衣は「防護服」なので、きっちりボタンをとめて薬品から身を守れる状態にしてください。カッコ良さを優先して医療ドラマみたいに前開きで颯爽と歩くのは控えるように笑。

実験ノート

実験を行う上で実験ノートに記録するのはとても大事なことです。

たとえ今まで何度も繰り返している実験であっても、その記録を残しておくことで実験のミスを防げたり、実験手法の改善に役立てたりできます

実験でミスした時に原因を探す上で重要な手がかりになります。私も実験結果に不備があった時に実験ノートの重要性を再認識しました。

その時の体験談 ↓

実験ノートに何を書くべきかですが、日時、手順、試薬の分量などの他に日記感覚で自分の気持ちを書くのもオススメです。読み返した時に当時のことを思い出しやすくなり、メモしていないことも思い出せるきっかけになります。

あると便利なもの

防護メガネ

揮発性の高い試薬や、毒性の強い試薬を扱う時は、防護眼鏡が必要な場合もあります。ドラフトという、作業台がガラスで仕切られたスペースで試薬を扱う場合は防護メガネが不要な場合もあります。

タイマー

実験中は時間を測る機会が多くあります(○分間試薬に浸すなど)。スマホのストップウォッチ機能を使ってもいいですが、薬品のついたゴム手袋で触ることでスマホが汚れたり、肝心なタイミングでスリープ状態になるなど不都合があるので専用のタイマーを各自で持っておくのがおすすめです。

必要な機能は2つあります。

【1つ目】カウントアップ機能(ストップウォッチ機能)

実験の内容によっては「10秒ごとに操作を何度も繰り返す」みたいなことがあります。この時、毎回10秒でタイマー設定はしていられないし、かといって長めにタイマーを設定して時間経過を引き算で把握するのもややこしくなります。

そのため、ボタンを押してからの経過時間が表示されるカウントアップ(あるいはストップウォッチ)機能があると使いやすいです。

【2つ目】バイブでのお知らせ機能

実験中に何度もタイマーの音が鳴るとうるさくて周りに迷惑をかけてしまいます。音が鳴らず、代わりにバイブで教えてくれるタイマーであればその心配は要りません。


上記の条件を満たしているタイマーとして、私はこれを使っています。使い心地は申し分ないです。24時間までタイマーの設定可能なので、仮眠時の目覚まし時計として使うこともあります笑。設定により音を出すこともできます。

また、実験だけでなく自分のタイムマネジメントにも使えます。タイマーをセットして時間制限を設けることで集中して物事に取り組むことが出来ます。音が鳴らずにバイブで教えてくれるので、周りに人がいても迷惑がかかりません。


ちなみにですが、複数の実験を同時にこなす器用な方は、このような3つを同時に測れるタイマーを使っています。こちらは音が鳴ってしまいますが、実験で3時間の処理をしている合間に別の実験で10分間測るなど、効率よく実験が進められます。

ボールペン、ネームペン(何本か余分に持ち歩く)

私はペンをよくどこかに置いて来てしまうので、ペンを複数本ポケットに入れて持ち歩いています。

実験中はボールペンで実験ノートに記録を取ったり、ネームペンでサンプルに名前をつけたりする機会が何度もあります。書きたいと思ったその時に手元にペンが無いとわざわざペンを取りに行かないといけないし、その間に何を書くか忘れてしまうこともあります。

そんな作業効率の悪さを無くすために、私はペンを余分にをポケットに入れています。例えどこかにペンを置き忘れても、予備のペンですぐに記録ができます。

(手汗がひどい方必見)インナー手袋

ニッチな需要ですが、個人的に助かっているグッズも紹介します。

手汗がひどくてゴム手袋が苦手なそこのあなた、朗報です!

世の中には便利な商品があるものです。私も手汗がひどくて、ゴム手袋をしているとすぐに手が風呂上がりみたいにふやけます。それが続くと皮が剥けたり、悲惨なことに、、、


でも、このインナー手袋を使うことでかなり改善しました。インナーが汗を吸ってくれる分、手がサラサラな状態が持続します。また、インナーを付けると摩擦が軽減されてゴム手袋の着脱が楽になるので、こまめに外して蒸れを防ぐこともやりやすくなります。

実験頻度にもよりますが、毎日ハンドソープで洗えば、1組で1ヶ月くらい使えます。少し高額ですが、私は値段以上の価値を感じています。

自分に合ったグッズで快適な実験ライフを

研究生活が始まると実験室に入り浸る時間が増えます。その時間が少しでも快適になるよう、ぜひ自分に合ったグッズを揃えていってください!

Thank you for sharing!
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